小原啓渡執筆集「諸行無常日記」

2007.03.06

禁煙・禁酒

最近、禁煙運動が盛んですね。
スタッフ間のMLでも健康に関する話題が盛り上がっていて、お酒は体にいいか、悪いか等のトピックが出ています。

僕は結局のところ、「個人の判断でしょ」って感じですが、禁煙運動に比べて禁酒運動が全くと言っていいほど話題にあがらないのが、変だなとは思っています。

飲酒運転による交通事故などは大きく取りざたされるのに、「お酒が悪い」という話しにはなぜかならない。
タバコなら2次喫煙が健康を害するから「タバコが悪い」となるのに、変ですよね。

中毒っていう意味ではどちらも同じで、アルコール中毒の方が何かとたちが悪い。
健康に関しても、お酒の飲み過ぎで体を壊している人は山ほどいる。

よく考えてみると、お酒が他人に及ぼす害ってのも、結構大きいと思います。
ケンカをはじめDV(ドメスティックバイオレンス)など犯罪の多くがお酒がらみであることもそうですが、個人的には終電前の電車の中の酒臭さなども閉口です。
子供の頃、酒に酔った大人達に失望した経験も1度や2度ではありません。

という私がお酒を飲まないかと言えば、飲む訳です。
どちらかと言えば好きな方です。

お酒は百薬の長などともいいますから、お酒自体が悪い訳じゃないと思いますが、タバコとお酒の扱い方の違いは正直気になりますね。

おそらく、政治的な問題や世論を形成するメディアの利害や意図が働いているのだろうという気はしますが、なんかこういうのって気持ち悪い。
まるで流行のように禁煙運動が広がっている状況も、いい事ですが、気持ち悪いです。

結局のところ、「良識に基づいた個人の判断」っていう大人の社会になればいいな?と思う訳です。

小原啓渡

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