小原啓渡執筆集「諸行無常日記」

2008.04.26

手紙

「て」、「手紙」で。

すっかり「手紙」を書かなくなりました。
ほとんど、パソコンか携帯メールですね。

考えてみると実際ここ数年で、紙に文字を書くということ自体、驚くほど少なくなりました。(このブログも・・)

個人的には文字を書くという行為は好きな方で、(字は決して美しくないですが・・・)たまに年長の方から自筆の手紙を頂くと、心がこもっている感じがして妙に嬉しく、僕も自筆で返事を書くようにしています。

筆跡にはその人の個性というか、性格やセンスがにじみ出るので、自筆で手紙を書く場合はかなり気を使いますが、たまにはそういった緊張感も良いものです。

僕が中学生の頃は、「文通」が流行っていて、英語の勉強には最適だということで、海外の「ペンパル」をつくっている友人もいましたが、
今では「文通」も「ペンパル」もほぼ死語になってしまいましたね。

仕事に関する文章をパソコンで処理するのは今の時代仕方ないとして、例えば「ラブレター」とかも今は携帯で打つのでしょうか?

便箋や封筒を選ぶところから始まって、何度も何度も書いては破り、書いては破って「ラブレター」を書いた記憶のある僕としては、やはり、それくらいは自筆の手紙で書いて欲しい気がします。

なんか古いような気もしますが、実際やってみると、逆に新鮮なインパクトがあって、案外うまくいくかもしれませんよ。

小原啓渡

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