小原啓渡執筆集「諸行無常日記」
2008.05.01
ネクタイ
「ね」、「ネクタイ」で。
「ネクタイ」とスーツほど世界的に正装のパターンとして一般化しているファッションはないと思うのですが、
起源を調べてみると諸説が入り乱れて、かなりあいまいなのが意外でした。
何となく世界に広まって、何となく、スーツを着てネクタイをしていないとビジネスマンじゃない的な基準が出来上がっていったんでしょうか。
今の時期、新入社員とすぐに分かる一団を見かけることがありますが、
もういい加減、根拠のないネクタイ信仰?から自由になってもいいのではないかと思います。
ファッションの嗜好としてスーツとネクタイを選ぶのは自由ですが、
蒸し暑い日本の夏にわざわざ襟巻(ネクタイ)をしなくてもいいだろうと前々から思っていたので、「クールビズ」の広がりは至極まっとうな気がします。
ちなみに僕は、首回りが窮屈なのと、何となく首輪を着けられた犬のように見えるのが嫌で、余程のことが無い限り、ネクタイはしません。
実際のところ、まともにネクタイが結べないのです。
小原啓渡