小原啓渡執筆集「諸行無常日記」
2008.05.14
安物
「や」、「安物」で。
「安物買いの銭失い」などと言いますが、基本的に僕もそういう考え方ですね。
「いい物を長く持つ」というのが好きなタイプです。
誕生日のプレゼントなどで「何がいいですか?」と聞いてもらったとき、答えるのは、
「何でもいいけど、安物はイヤ」
まあ、これだけ聞くと、なんと失礼な!と思われて当然ですが、
僕にとって安物とは、「金額が低い」という意味ではありません。
例えば、プレゼントの予算が2千円だとして、僕にとって2千円の靴は「安物」でも、2千円のボールペンなら「高物」なわけです。
この辺を説明して、具体的にと言われると、「靴下」とかを希望したりします。
もちろん、高いからいいとは限りませんが、例えば、1万円のアメ玉とかあれば、何かその理由があるはずで、その理由を知るだけでも価値がありますよね。
「安物」から「プレゼントの選び方」のような話になってしまいましたが、プレゼントの選択に迷った時、とにかく予算の中で、最高レベルのものを選んでみるというのも、話題性とサプライズがあっていいと思います。
小原啓渡