小原啓渡執筆集「諸行無常日記」

2008.07.13

ゴシップ

「こ」、「ゴシップ」で。

「ゴシップ」とは、「低俗なトピック」の事ですかね。
「噂話」「流言」、それに「陰口」といったニュアンスが加わった「低俗な話のネタ」とでもいいましょうか、テレビのワイドショーのレベルから、業界や社内のレベルまで、内容も様々ですね。

「口コミ」というのも一種の「噂話」ですが、基本的には、実体験に基づいた「批評」ですから「低俗」だとは言えません。

「低俗」というのは、自分が経験したわけでもない、背景や事情などを突き止めないままに、事象を自分勝手な解釈で批評するという「浅はかさ」のことです。

まあ、笑える「ゴシップ」や、楽しい気分になる「ゴシップ」はまだ許せるとしても、人を確証なく非難することで自分を引き上げようとする「ゴシップ」や、「人の不幸は蜜の味」といった種類の「ゴシップ」には、自分とは全く関係がなくても本当にうんざりします。

そういった場面に出くわしたときは、決して同調せず、ただ悲しい表情でその人を見る、というのが得策かと思います。

小原啓渡

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