小原啓渡執筆集「諸行無常日記」
2008.07.17
世界
「せ」、「世界」で。
「グローバリゼーション」や「グローバル化」という言葉をよく耳にします。
一般的に、国家や地域を越えた地球規模の結びつきにおける社会変化や過程を言いますが、近年「グローバル化」が急速に進んだ背景には、インターネットの爆発的な普及をその要因に挙げることができると思います。
例えば、「グローバル化」を経済の視点から見ると、マーケット規模の拡大がありますね。
日本の人口が1億人(実際は1億3千万以上)として、ターゲットとなるマーケットが1%とすると、100万人ですが、これを世界人口(約65億人)に単純換算すると、6500万人(日本の人口の約半分)のマーケットが出現するわけです。
つまり、日本国内では100人に一人にしか興味を持たれないようなニッチなフィールドや商品でも、世界規模で考えると十分なビジネスマーケットが開かれているということになります。
そして今後ますますこの傾向は加速していくでしょう。
今はあらゆる分野において、「世界」を視野に入れた考え方、戦略が必須だと思います。
小原啓渡