小原啓渡執筆集「諸行無常日記」

2008.08.01

ヘリコプター

「へ」、「ヘリコプター」で。

今までに2度、「ヘリコプター」に乗りました。
最初は、グアムで海岸線を飛び、2度目が「グランドキャニオン」です。

ラスベガスのホテルにリムジンで迎えに来てくれ、市内のヘリポートから飛ぶというパターンでしたが、かなり満足できました。

午後の遅めにベガスを発って、抜けるような青から徐々に赤みを帯びてくる空に向かって飛び続けます。
グランドキャニオンに着く頃はちょうど夕方、息をのむ壮大な渓谷が見えてきます。

夕日に染まり刻一刻と表情を変えるグランドキャニオンは、まさに圧巻で、美しさだけでなく、地球の壮大さを十二分に感じさせてくれます。

ヘリコプターならではだと思いますが、渓谷を蜂のように抜け、足もとから眼下を眺めることもできます。

コロラド川の上空を流れに沿って旋回し、夕焼けが徐々に闇に溶けていく空を背にしてベガスに引き返すのですが、さすがにエンターテイメントの街ですね、このツアーは最後にもしっかり見せ場が用意してありました。

ネオンの宝石箱かと思える、ベガスの空から眺める夜景です。

自然の神秘には到底かなわないと言えど、これはこれで眩い人工的な美しさがあり、ネオンで瞬くカジノとライトアップされたホテル街を低空飛行ですり抜けていきます。

まるで、映画の冒頭でよく使われる摩天楼の一シーンのような眺めでした。

何だか旅行会社の宣伝ブログのようになってしまいましたが、
料金もそれほど高くないので、ラスベガスに行かれたら、是非とも思い切って「ヘリコプター」に乗り、グランドキャニオンまで飛んでみてはいかがでしょうか。

(たまに、事故で墜落することもあるようなので、そこのところは、自己責任でお願いしますね)

小原啓渡

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