小原啓渡執筆集「諸行無常日記」

2008.08.05

無駄

「む」、「無駄」で。

「人生に無駄はない」とはよく言われることで、確かにうなづける部分はありますが、僕の場合、何かを「ダラダラやる」という事に関しては、「無駄」をモロに感じます。

「ダラダラやる」というのは、ゆっくりと時間を過ごすとか、ゆっくりと休む、という事とは全く違っていて、「ダラダラやる」くらいなら、寝てる方がまだましだと思っています。

いつももっと時間が欲しいと思っているからかもしれませんが、やらねばならないことを半分の時間でやってしまえれば、その時間分自由になれます。

ただ、何でも早ければいいという事を言っているのではなく、「ダラダラ」やるのが無駄だと思っているだけで、ゆっくり、じっくりとやることが、物事によっては非常に大切で、しかも楽しい場合もあります。

人生の中では、例え好きなことであったとしても、その準備であったり、間接的に必要なことで、嫌でも「やらねばならないこと」は山ほどあります。
その嫌なことに時間を取られる事こそ嫌ですから、なるべく「ちゃっちゃっ」と片づけてしまいたい。

そして、僕の経験上「ちゃっちゃっ」とやってしまう方が疲れないし、出来がいい場合の方が多いのです。

小原啓渡

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