小原啓渡執筆集「諸行無常日記」

2008.10.10

愛ー3

「あ」、「愛ー3」

今日から7周目になります。
とにかく、続けましょう。

周初めの「あ」は、「愛」に関する考察ということを始めたので今回は「愛ー3」

前回は愛の表出として「美」を書きましたが、いみじくも高校生になった娘の名前が「愛美(あいみ)」であることに気づきました。
命名するときは、正直いって根拠などなく、何となく素敵だなと思って付けたのですが、おそらく潜在的に持っていた強い思いだったのでしょう、感慨深いものがあります。

ところで、今日の新聞にノーベル物理学賞を日本人が受賞された記事が出ていました。
さっそく素粒子物理学に関して調べてみましたが、当然のことながら専門的なことは全くわかりませんでした。

ただ、物質を構成している最小の要素である素粒子を研究することで、広大なる宇宙の成り立ちを知ることができるということだけは理解できたと思います。

素粒子に関するいくつかの論文を読みながら、ひょっとすると「宇宙」を解明することと「愛」の本質を探ることは同じなのではないかという思いに駆られました。

つまり、世界最先端の物理学者が探究し続けているものと、歴史に残る哲学者や聖人と呼ばれた人々が追い求めた真理は、結局同じところに行き着くのではないか、そんな思いです。

「宇宙」を「愛」とするなら、「素粒子」は「自分」なのかもしれません。

小原啓渡

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