小原啓渡執筆集「諸行無常日記」

2008.11.18

リサイクル

「り」、「リサイクル」で。

「リサイクル」というと、「環境問題」「地球温暖化」というようにイメージが連鎖します。

「リサイクル」とは話がずれますが、みなんさんは「不都合な真実」というドキュメンタリー映画を見られたでしょうか?

2000年のアメリカ大統領選挙で一瞬だけ大統領になり、2007年にはノーベル平和賞を授与されたアル・ゴア氏の活動を追った作品です。

地球温暖化がもたらす危機と、その温暖化の要因としてCO2を挙げ、その削減を強力に訴えたこの「不都合な真実」は、誰もが見ておくべき映画であると思っています。

この中で語られるデータや根拠が100%正しいかどうかは別にしても、また、地球温暖化の主なる原因がCO2ではなく、雲の量であったとしても、この映画は必見の価値があると思います。

作品の中で「問題は無知ではない、知っているという思い込みだ」という格言が出てきますが、まさにわれわれの環境に対する意識におけるパラダイムの変換を誘発します。

今はレンタルDVDも出ていますが、本編を観終わった後は、ぜひ、特典非公開映像も見ていただきたいと思います。

先ほど大統領に選出されたオバマ氏のすばらしい就任演説と、ゴア氏が語る地球の現状と未来は、驚くほど似ています。(ゴア氏はオバマ氏を支持していました)

今後の動向や評価は未知としても、ゴア氏とオバマ氏、この二人は新しい時代の、新しい価値観を先導するパイオニアであることに間違いはないと思います。

小原啓渡

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