小原啓渡執筆集「諸行無常日記」

2008.11.19

累積

「る」、「累積」で。

いい意味での「累積」なら良いですが、累積に続く言葉は大体「赤字」ですね。

国の累積赤字は1000兆円を超えていると言われていて、これを国民一人当たりに換算すると約1000万円、4人家族なら4000万円の借金を抱えていることになります。(一般の家庭なら破産です)

大阪府も橋本知事が「財政非常事態宣言」を出して、約5兆円に及ぶ累積赤字に取り組んでおられますが、国の場合も府の場合も、基本的に国債、府債を発行して足らずを補い、収支を合わせ、その借金が「累積」しているわけです。

いきなり個人的な話をすると、僕は基本的に「借金」はしないようにしています。今までローンで物を買ったことさえない。

僕が経営している会社も設立以来10年を過ぎますが、経理上の借金はゼロで、いわゆる「無借金経営」を続けています。
(銀行などから借金するには担保が必要で、自宅も会社も賃貸なので担保となる不動産がなく、借金できないということもありますが・・・)

国も、会社も、人の成長と同じように「身の丈」、あるいは「少し背伸びするくらい」の所帯がちょうどいいのではないかというのが僕の考えです。

小原啓渡

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