小原啓渡執筆集「諸行無常日記」

2008.12.08

タイ

「た」、「タイ」で。

国際文化会議のスピーカーとして「タイ」のバンコクに呼んで頂いたことがあり、その時、「タイボクシング」(ムエタイ)を観にいきました。

日本の相撲のようにタイの国技的な存在なのかもしれませんが、相撲と違うのは、ムエタイには専用スタジアムがあって、ほぼ毎日興業が行われているのと、公式か非公式かはわかりませんが、ギャンブルとしても成立していることでしょう。

観戦するのが初めてだったのと、会議のコーディネートをして頂いた方が一緒だったこともあり、リングサイドの椅子席を購入しましたが、2階席で金額も安い立ち見エリアの方がずっとエキサイティングで面白そうでした。

見渡すところ、立ち見エリアは魚市場の競りのような状況で地元の人達が白熱していました。

エンターテイメントとしてしっかり根付いている感があり、試合を始める前に各選手が儀式的な踊りを踊る時に、タイの伝統的な民族楽器の楽団が生演奏を繰り広げ、何ともエキゾチックな気分を盛り上げてくれます。

日本でも、相撲の専用スタジアムを作り、伝統的な音楽を生で演奏し、毎日興業が行われている状況をつくれば、観光客が結構集まるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

小原啓渡

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